2010/04/04 (Sun) 2010年W杯でのルール変更

だんだんと間近に迫ってきたサッカーW杯。
その中で、今回のW杯で適用されるルールがあります。

それは累積警告による出場停止について。

決勝トーナメントに進んで累積警告2枚になれば自動的に出場停止でした。
クォーターファイナルで1枚、セミファイナルで1枚もらうと決勝に出場できなくなります。
それはあまりにも酷だと言うことだと思います。

そこで今大会からクォーターファイナル後に累積がリセットされることになりました。
つまりセミファイナルで退場しない限りは決勝に出場できることになります。

これを悪用する選手が出ないことを祈りたいですが、
スポーツマンシップに乗っ取ってさえいれば、非常にいい変更だと思います。

過去にUEFAチャンピオンズリーグでもユベントスのネドベドが準決勝で受けた警告による
累積警告で決勝に出場できない、ということが有名です。

やはり決勝の舞台というのは特別です。
そういった意味で見たい選手が出場できなくなるリスクが減って、
決勝も盛り上がることになるでしょう。

懸念が1つ。
先ほど書いた「悪用」ですが、それは、、、
いままで警告を受けていない選手が、クォーターファイナルにて
警告覚悟のプレーをしやすくなる、ということです。

その試合で受けた警告は試合後にリセットされるということは
後の試合に影響を与えない警告ということになります。

ということは、いままでは決勝までのことを考えたら、
警告を受けることに慎重になるところですが、
その心配が無くなるので、危険なプレーをする選手が出てくる可能性があります。

それが怪我につながるプレーでなければいいですが、
無駄な事故が増えないことを祈りたいです。