2009/05/24 (Sun) 人はなぜ嘘をつくのか？

NHKの「大人のソナタ」で放送された今回のテーマがタイトルのもの。

全てをしっかりと見たわけではありませんが、記憶に残った2点をご報告。

ここで言う嘘とは、必ずしも悪いもの、ということではありません。
あしからず。


１つは嘘をつくときの仕草の性別による違い。

男は嘘をつくとき、「視線をそらす」
女は嘘をつくとき、「動揺することなく凝視する」

男の嘘はわかりやすい、女の嘘はわかりにくいこととつながる気がしますね。
「視線をそらす」なんて、、、めちゃくちゃわかりやすいですよね（笑）

その点、女性の場合の仕草は、、、
そもそも差がわかりにくいですし、
興味を持ってくれてるんだな、とか、かわいいなぁ～、と感じてしまいますからね。
男ってバカ、、、悲しい、、、（涙）

この嘘をつく動機も男はプライドや立場を守るため、
女は人間関係を守るためということのようです。
もちろん全てが当てはまるわけではありませんが、
傾向としてはそんな感じなのでしょう。


2つ目はおもしろい実験でした。
子供は何歳から嘘をつくことを覚えるか。

人形劇での検証。

まずは猿が登場し、左右に青い家と赤い家があります。
猿は「狐から守ってくれ！」と言って、赤い家に隠れます。

その後、狐が登場し、幼児に向かって
「猿は赤い家と青い家、どっちに隠れた?」と聞きます。

その回答を見るというものです。

まずは3歳児の場合は10人中8人が猿がいるのは「赤い家」と素直に答えます。
残る2人は無回答。

次に4歳児の場合。
これも同様に10人中9人が「赤い家」と素直に答えます。
1人は無回答。

そして5歳児の場合に変化が起きます。
10人中3人が素直に「赤い家」と答え、7人が嘘をつき「青い家」と答えます。

これは『約束』というものを認識し始めることにより、
問いに対して、嘘の回答をするということのようです。
集団生活を学び始めるということだそうです。

諸説あるそうですが、七五三は
3歳で言葉を覚え、5歳で知恵を身につけ、7歳で神様からはを授かる
という由来があるとのこと。

その点からも5歳というのは一つの区切りとしてあるようですね。

非常に興味深いテーマでした。